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□ 旅する音楽 ヨーロッパ編 1 2

Bjork
『Vespertine』(2001)
ヨーロッパの極北アイスランドから生まれた奇跡のスーパースター。国籍不明の奇抜なメロディと、ハリウッド・ミュージカルをフリーズさせたようなストリングス・アレンジ。そしてオーロラの彼方から聞えてくる不思議な歌声に世界中が驚く。

Bugge Wesseltoft
『Film Ing』(2004)
ノルウェーのブッゲ・ヴェッセルトフトは名前を覚えるのに一苦労だけど、その音楽は一度聴いたら忘れ得ないインパクト。四方八方に飛び散る電子音の間を縫い浮遊するエレクトリック・ピアノ。ジャズかどうかはもはやどうでもいいや。

Gangway
『Sitting In The Park』(1986)
ネオアコとかギター・ポップってチープな印象を持つ人が多い。でもこのデンマークのグループは、そんなことを気にさせないほど美メロの名曲だらけでいまだ色褪せない。最近話題のKings
Of Convenienceあたりが好きなら絶対気に入るはず。

Van Morrison
『A Night In San Francisco』(1994)
アイルランドが生んだ偉大なソウル・シンガー。彼の歌を聴くといつも大きな何かに包まれているように感じる。本作は歌うことと生きることの喜びがたっぷり刻み込まれたライヴ盤。いったいいつになったら来日してくれるんですか?

The Beatles
『Revolver』(1966)
イギリスといえばやっぱりビートルズ。天才といわれた彼らも旅によって影響を受けざるを得なかった。なかでもインドへの想いから生まれた名曲(迷曲)は人間臭さと胡散臭さが全開。サイケデリックな時代とトラヴェラーズ・ハイが生んだ記念碑。

Heron
『Heron』(1970)
鳥のさえずる声に誘われて森を進むと、アコースティック・ギターと美しいハーモニーが。屋外にそのまま楽器とマイクを持ち出して録音したため、曲間には自然音もたっぷり。世界一のどかなR&Rはイギリスの片田舎にあったとさ。

KLF
『Chill Out』(1990)
何度聴いても謎な一枚。文字通りアンビエントな作品だけど、ぜんぜんリラックスできないしむしろ神経を逆撫で。イギリス人なのになにゆえカントリー?しかもどうしてプレスリーが?気になってついもう一度プレイボタンを押してしまう。

Eberhard Weber
『The Colours Of Chloe』(1973)
ドイツ出身の学者系ベーシスト、エバーハルト・ウェーバーが、機械を組み立てるように作り上げた音の曼荼羅。ある人はジャズだと言い、またある人はプログレッシヴ・ロックと言う。フューチャー・ジャズとかほざく前にまずはこれを聴け!

Brian Eno
『Ambient 1: Music For Airports』(1978)
鬼才ブライアン・イーノは、迷宮のように謎めいたポップ・ワールドも悪くないけど、こういったアンビエント・シリーズも気持ちいい。ケルンの空港から委嘱されたという話だけど、本当に使われているのかな。何も起こらない砂時計のような音楽。

Pierre Barough
『Ca Va, Ca Vient』(1971)
自宅の片隅にあったテープレコーダーを使い、気の置けない友達と楽器をかき集めて演奏してみました。そんな暖かい雰囲気が充満した手作り風味アルバム。時計の針音や街の雑踏を伴奏にして歌って、絵になるのはピエール・バルーだけ。
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